発達障害における粗大運動の有効性

2023/12/26

こんにちは。東京で知的・発達障害のあるお子様・グレーゾーンのお子様にマンツーマンでの個別運動療育を行っているマリリンスポーツ塾です。

今日は、「発達障害における粗大運動の有効性」について書いていきたいと思います。

 

 「学校や園で、椅子に座っていられない」「衣服や靴などの着脱が苦手」「姿勢が悪い」「家ですぐに横になりたがる」などでお困りの声がよく聞かれます。「何が原因でどう対処したら良いの?」・・・そのヒントの一つに「粗大運動の重要性」が考えられます。

「発達障害の子どもに粗大運動が大切!」って聞くけど、どんな関係があるの?

 前述したお困りごとについて、集中力や気持ちの問題・・・などと考える場合もあるかもしれません。ですが、発達障害のあるお子さんの中には「座っていられるだけの体幹(筋力)がない」「”まっすぐにする”ための平衡感覚やボディイメージがない」など、運動と関係する原因がある可能性が考えられます。そこで大切になってくることがまさに「粗大運動」と言えます。

そもそも運動機能の発達の順序は?

 運動機能は身体の中心から外側の部分へと発達していくとされています。

「身体の中心に近い部分の大きな動き→肩や腕や足の動き→手や指の動き」

という順序で、運動機能を獲得していくことが必要です。つまり微細運動、ペンを持ったり物を使ったり、生活に必要な動作を獲得するためにも、「粗大運動で身体の中心を育てる」ということが大切です。

粗大運動が「大切」とは言うけど、どうすればいいの?

 運動すること自体が、成長ホルモンの分泌を促進すると言われています。ですが、発達障害のあるお子さんは、苦手意識等もあり運動の機会自体が少ないとも言われています。つまり、運動で発達を促すことが不足している可能性がおおいにあるということです。そこで、粗大運動の機会を作る必要性が出てきます。

 安心した環境の中で大きく身体を動かす、そんな機会を作ることは生活の中では難しいのが現実です。そんなときに、「療育施設」の存在が必要となるのではないでしょうか。

マリリンスポーツ塾では

 マリリンスポーツ塾は、粗大運動、中でもトランポリンやバランスボールを用いた体幹や平衡感覚へのアプローチを多く取り入れています。安定した粗大運動をマンツーマンで行うことで、基本的信頼感、一対一からの社会性へのアプローチの基礎を作ることを大切にしています。

 

お子様の発達の支援の参考になれば幸いです。

発達障害児へのマンツーマン運動療育施設 マリリンスポーツ塾初台