運動療育を個別で行うことの3つのメリット

2024/02/01

お子様の発達において、個別の運動療育は重要な支援手段の一つです。

個別療育では、専門的なサポートや指導を受けることができます。特に運動療育においてなぜ、個別の運動療育がメリットがあるのか、その理由を3点、説明していきます。

 運動療育を個別で行うことのメリットの一点目は、コミュニケーションに課題を抱えるお子様も参加しやすいという点です。発達障害やグレーゾーンのお子様はコミュニケーションに難しさを感じる方が多く、特に場の空気を読んだりすることが苦手とされています。集団療育では、周りからの刺激に敏感になってしまいがちなお子様も、個別の運動療育であれば、一対一の関係で療育を行うため周囲からの影響を受けることなく、療育に参加できます。また、指導員との距離が近く、集団での療育よりも早く信頼関係を構築しやすいのもメリットと言えるでしょう。

 二点目に「成功体験を得る」ことができるのがメリットと言えるでしょう。もし失敗してしまった場合でも、すぐにフォローしたり、やり直すことができます。そして「できた!」という成功体験を得ることで、自己肯定感に繋がっていきます。発達障害やグレーゾーンのお子様は、日頃の失敗や注意の多さから自己肯定感が下がっていることも多く、特に「褒められる経験」が重要になります。お子様によって効果のある声掛けや褒め方、挑戦できるハードルの高さは変わってきます。そこを柔軟に調整できるのが個別の運動療育です。

 最後に、個別療育では学校では学ぶことのできない、「自分の個性を伸ばす」ことができます。学校教育では集団生活に重きを置いているため、個に重きを置くことができません。そのため、発達障害やグレーゾーンのお子様や、その日によって状態や様子が違うお子様の場合には、その集団での指導がしっくりこない場合があります。また、つまづきがあっても見過ごされている可能性もあります。しかし、個別の運動療育であれば、ひとりひとりに合わせた療育を行うことが可能で、得意を伸ばし、つまづきを解消することができます。

 

 マリリンスポーツ塾では40分の個別の運動療育を専門にしております。その40分の中で楽しみながらも、「できた!」を積み上げていけるようにスタッフがそれぞれ工夫して運動療育を行っております。また、その日のうちに保護者の方にしっかりと運動療育の様子をフィードバックしております。保護者の方からも日頃のお家での様子や学校での様子をお伝えいただくことで、ご家庭とも連携してひとりひとりのサポートを行っています。そうすることでさらに個性を伸ばす運動療育を提供できると考えています。