2024/05/11
こんにちは。
東京で知的・発達障害のあるお子様・グレーゾーンのお子様にマンツーマンでの
個別運動療育を行っているマリリンスポーツ塾です。
今日は、「グレーゾーンの子どもへの療育」についてお話していきます。
まず、グレーゾーンとは
発達障害の特性がいくつか見られるも、診断基準を満たしていないため
確定診断ができない状態
のことを指します。
特徴としては
・対人関係を上手く築けない
・限定的なこだわり・興味
・無気力
・年齢に対して幼い
などがあげられます。
そんなお子様にどのような療育が効果的かを紹介します。
①曖昧な表現を避ける
例えば「分からないことがあったら、発言をする前に手をあげて先生に当てられたら発言をする」というようにやってほしいことを順序立てて説明するようにしましょう。
また、こっち、そっち、あっち、どっちという言葉(こそあど言葉)や何センチ先などの言葉はグレーゾーンのお子様にとってはとてもイメージしにくい言葉なので避けましょう。
②肯定的な声掛けをする
不適切な行為のするひとつの原因として自己肯定感の低さが挙げられます。
よく注意する際に、「なんでできないの」や「どうしてこんなことをやったのか」
と声掛けをすることがあると思います。
しかし、グレーゾーンのお子様は「なぜ」や「どうして」の答えを上手く見つけることが
出来ずに困っていることが多くあります。
もし失敗してしまったとしても、どうしたらうまく出来るようになるのかヒントを
与える、「惜しい」や「次は出来るよ」など、本人の自信がなくならない声掛けをしましょう。
また、自己肯定感をあげるためには褒めるだけではなく、
肯定的な雰囲気のグループに所属することや、適切な心理サポートを行う事であげることができるため、児童発達支援施設や放課後等デイサービスに通うことも選択肢の一つになります。
③見通しを立てる
グレーゾーンのお子様は過集中になったり、時間の認識が鈍い傾向があります。
そのため、タイマーやイラストで今日のスケジュールを把握させることが効果的です。
スケジュールや今やるべきことが可視化することで少しずつスケジュールを把握
することが出来るようになります。
マリリンスポーツ塾では、上記の3つの点を踏まえて個別での療育を行っています。
具体的には、
曖昧な表現は避け、〇×がはっきり伝わるような指導を心がけています。
また、40分間の運動療育では、最初の挨拶の際に「これから40分間の運動を始めます」と
言ってもらっています。
自分が今から何分運動をするのかを把握してもらうためです。
また、写真カードを使ってどの運動を何番目に行うのかを講師と一緒にホワイトボードに
貼ってもらいます。
これらを行う事で時間の把握、計画性、先を見通す力を養うことが出来ます。
ひとりひとりにあった課題をスタッフと一緒に取り組んでいきます。
何かお子様の発達のことでお困りごとがございましたら、お気軽にマリリンスポーツ塾初台までお問い合わせください。
( ℡03-6276-5851 ・ https://maririn-sports.com/ )
ご参考になれば幸いです。
参考文献 https://ryoikubiz.com/contents/1/88