微細運動と運動療育

2024/04/06

このブログでは、微細運動の獲得のために運動療育がどのように役立つか、説明していきます。

まず、微細運動とは手や指先を使った細かく精密な動作を必要とする動きのことを指します。

お箸を使ったり、積み木等のおもちゃで遊んだりすることも微細運動の一種です。

発達障害のあるお子さんの中には、手先が不器用で、微細運動の発達に課題がある場合があります。

微細運動の発達のためにどのようなことに取り組めばいいのでしょうか。

 

 微細運動は実はとても身近にある運動機能です。

難しそうに聞こえる微細運動ですが、実は三か月を過ぎる頃から、手に持ったものを目的を持って動かす動作ができるようになっていきます。ですが、一気にいろいろなことができるようになるわけではありません。なぜなら、発達には順序があるからです。

・発達の順序とは

微細運動の発達のためにまず獲得したいものが、「粗大運動」になります。粗大運動とは、全身を使った基本動作のことを指します。粗大運動については、こちらのブログ記事でも紹介しておりますので併せて参考にしていただければ幸いです。

https://maririn-sports.microcms.io/apis/blog/sodaiundou#:~:text=sodaiundou,edit

この粗大運動を獲得していくことで次第に細かい動きができるようになっていきます。例えば、運動療育でボール投げを練習していく中で、投げる→受け取る→つかむというようにできる動作が細かくなっていきます。

ですので、微細運動の成長のためにはまず粗大運動から取り組んでいく必要があります。

そして微細運動に取り組み始めたら、どのような効果があるかも説明していきます。

・微細運動の効果とは

微細運動ができるようになっていくことで、「脳の発達」の促進が可能になっていきます。粗大運動よりも細かいレベルでの目と手の協応が出来るようになるからです。

「こうしたい」という意思と実際に手の働きがその通りに動くようになるということは「感覚統合」が上手にできるようになってきたことだと考えられます。そのため、微細運動の獲得は発達障害やグレーゾーンのお子様にとって非常に重要な要素になります。

マリリンスポーツ塾では粗大運動の発達の促進に力を入れた運動療育に取り組んでおります。特にトランポリンやバランスボールを取り入れ、全身を使う運動を行っています。そしてトランポリンで跳ぶことができたら、跳びながらボールをキャッチしたり、回転を入れたりと微細運動の発達に有効な動きを取り入れています。

ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

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