2024/04/27
本日はボールを使った運動療育について紹介していきます。
一般的に運動療育では、さまざまなアプローチで障害を持つ子ども達の発達や機能回復を促していきます。しかし、淡々と行う運動療育では子ども達のモチベーションが維持しにくいのも事実です。マリリンスポーツ塾では常に「子ども達が、楽しくメリハリをもって取り組める運動プログラム」を考えています。
今回は、マリリンスポーツ塾で取り入れている、ボールを使った5種類の運動療育を紹介します。それぞれボールを運動療育に活用するメリットやプログラムを紹介しているので参考にしてみてください。
①サッカー
サッカーに必要な体力要素は多岐にわたります。 運動療育プログラムにはダッシュやストップ、方向転換、ジャンプなどの動作を取り入れ、持久力、瞬発力、スピード、俊敏性、筋力、バランス能力などが鍛えられます。ドリブルやパス、シュート等も、利き足、逆足で行う事で脳に刺激を与え、脳の活性化を促します。
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②野球
野球のような複雑なスポーツに取り組むと、特に脳の前頭前野が活発に働き、協調性、判断力、思考力など、考えたり創造したりする部分が成長します。運動療育プログラムにはボールを捕る、投げる、打つという動作を取り入れる事はもちろん、フォームの修正を、促します。ボールの動きを目で追うだけでも視覚を鍛え、距離感や位置関係を知る学習になります。また、動きを予測し体を動かす力が養え、複雑かつ連続的な手足の動かし方の学習にもなり、日常生活に必要な運動能力はもちろん、脳や神経系の発達も促します。
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③バランスボール
バランスボールは表面の筋肉だけでなく、深層にある体幹の筋肉も鍛えることができます。 これはインナーマッスルと呼ばれ、姿勢維持のために重要な筋肉です。 その為、姿勢の改善体幹の筋肉が強化されると、姿勢が改善され、運動時のぎこちなさや、ふらふらした動きなどを改善することができ、スポーツ全般に良い影響をもたらします。運動療育プログラムには座って乗るだけでなく、お腹や、背中、膝乗り、乗ったまま別のボール操作をするなど、様々な角度から体幹にアプローチしていけるような内容になっています。
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④テニス
テニスは総合的な運動能力を鍛えられます。動体視力が鍛えられるのはもちろん、リズム感や、空間認知能力が鍛えられます。テニスは「打つ」という動作が重要なように思えますが、実際には瞬時に判断して走る、タイミングをあわせて動く等、打つ以外にも必要な事が沢山あるので、そういった内容も運動療育プログラムに取り入れております。
⑤ドッチボール
ドッチボールは速いボールを投げたり、避けたり、受け止めたり、様々な攻防があります。その為、観察力、判断力、瞬発力等を鍛える事が出来ます。運動療育プログラムには、捕る、投げる、避けるを取り組み、ボールの掴み方、捕り方、投げ方、避け方等を覚えます。その他にもルールを覚えたり、作戦を立てたり、自分で考える力も身に付けます。
この他にもボール運動には、バスケ、バレーボール、ラグビー、ボウリング、卓球、玉入れ、ゴルフ、ボッチャ、ボール鬼ごっこ、ボール運び等、沢山あり、そのほとんど全てをマリリンスポーツ塾では行う事が出来ます。
ボールを使った運動は、視神経やバランス感覚、平衡感覚等の発達を促すと言われています。 目で見たものを追いかけるという、視覚と動作のマッチングや、ボールに近づくために足腰を使い、転ばないための体重移動も使います。また、多くのボール運動は空間認知能力や反射神経を鍛えると言われています。
こういった考えや根拠から、様々なボールを使った運動療育をマリリンスポーツ塾では安全に行えるようにしています。
実際に、初めはキャッチボールが上手く出来なくて癇癪を起こし気味だった子も、次第に上手くなり、今では得意な種目の1つとなったりしています。
また、ボッチャやボーリング等は、野球やサッカーのように大きな動きは少ないですが、集中力が凄く必要な種目で、初めは多動気味だった子が続けていくうちに、落ち着いて的を狙えるようになったりしています。
このように、ボールを使った運動療育から得られる効果は沢山あるので、ぜひ、興味のある方はマリリンスポーツ塾へお問い合わせください。
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